“はじめまして!河合楽器製作所です”
はじめまして!
皆様こんにちは。
今回初めてムサシ楽器様と共同で展示会を開催するにあたり、カワイ楽器の事を少しでも知っていただければと思い、つたない文章ではありますが、カワイのご紹介をさせていただこうと思います。お付き合いください。
ご存知の方が多いと嬉しいのですが、河合楽器は浜松に本社を置く、世界第2位のピアノメーカーです。
浜松国際ピアノコンクールなど、世界のピアノコンクールで活躍する「Shigeru Kawai」グランドピアノを筆頭に、ご家庭でご愛用いただいているピアノの製造販売を手掛けています。
Shigeru Kawai グランドピアノについては次の機会にじっくりご紹介したいと思いますが
今回は、ピアノの心臓部と言っても良い、アクションについてのお話です。
ブラックアクション?!ピアノの心臓 “アクション”とは?
ピアノは鍵盤を弾くことによって、途中の機構を介してハンマーが弦をたたいて音を出す仕組みになっていますが、この途中の機構の一部をアクションと呼んでいます。
このアクションに使われる部品は季節など環境の変化に耐え、加工精度が高い素材であることが求められます。
従来は木材を主に使用していましたが、カワイではカーボンファイバーなどを配合した特殊な樹脂パーツを採用しています。
「ウルトラレスポンシブアクション」と呼んでいます。
特徴はすべて良いとこどり!! 木材に比べて軽量で丈夫、さらに加工精度も高く、季節の環境変化に対する耐久性の高さが特徴です。
見た目が黒い事もあって、社内ではブラックアクションとも呼ばれています。
数年前から木材資源の保護も声高に言われるようになってきていますから、環境保護の観点からも将来を見据えた取り組みと言えます。
「ウルトラレスポンシブアクション」は鍵盤の動きを素早くハンマーに伝えることが出来る為、弾き心地が良く自身が表現したい音を素直に再現することが出来ます。
今回の展示会ではすべてこのアクションを搭載したモデルを展示しました。
是非、軽快な弾き心地をお試しいただければと思います。
カワイピアノは「進化するピアノ」を作っています。
少し宣伝になってしまいましたが、カワイピアノの特徴は!!
と聞かれれば、このハイテクなアクションと今現在も研究開発を継続し、進化するピアノを作っている事です。
モータースポーツのF1が新テクノロジーのテストの場である事は知られた話ですが、カワイでも最高峰のピアノで世界のコンクールでの評価、アーティストの評価をもとに、数々の新しいチャレンジを継続して、家庭向きのピアノにもその新技術を投入していっています。
「進化するピアノ」については次回のコラムでご紹介してまいります。