一級ピアノ調律技能士が在籍しています。
丁寧な調律・整音・整調でピアノが生き生きします。

大切なピアノを綺麗な音色で保つために、定期的な調律・整音・整調をお勧めしております。

天然素材が多く使われているピアノは、非常にデリケートな楽器です。同時に、ピアノの弦には常に一本あたり90kg、 ピアノ一台では合計20tもの強い力がかかっています。そのため使用頻度にかかわらず、温度湿度の変化など、周囲の環境の微弱な変化によって徐々に音が狂ってゆきます。

調律によって音の狂いを、整音によって音色を、整調によって弾き心地を調整することができます。

確かな技術をもったピアノ調律師が在籍しています

1965年にピアノの調律業から始まったムサシ楽器。以来、継承されてきたたしかな技術をもって、お客様を支えてまいりました。技術的なことはもちろん、ピアノに関することであればなんでもご相談をお受けしております。

現在は3名の調律師が在籍。スタインウェイジャパン社による研修を受講している技術者もおり、世界基準の技術を身につけています。

当店でピアノをご購入いただいていない方もお気軽にご相談ください。
お客様の大切なパートナーであるピアノ。ぜひムサシ楽器の技術者にお任せください。
調律師プロフィールはこちらから

料金表

以下の表示料金は目安の料金となっております。ピアノのご状態等によっては料金が変動、または別途発生する場合がございます。ムサシ楽器では、料金やメニューのご提案をしたのち、必ずお客様にご確認いただいたうえで正式なご依頼を承っております。作業の途中で料金やメニューが変わることはございませんので、安心してご依頼くださいませ。

グランドピアノ調律¥16,500
アップライトピアノ調律¥18,700
整音作業(グランド・アップライト共通)¥33,300
整調6点セット(グランド・アップライト共通)¥33,300
下見※1¥3,300
※1 下見後正式にご依頼いただいた場合は、下見料金を総額より差し引かさせていただきます。
※表示価格は全て税込みです。

<1年間保証制度>
当社調律師による前回の調律から1年以内に調律のご用命を頂きますと、調律後1年間の保証をさせて頂きます。
鍵盤が戻らない、ペダルの効きが悪いなどのメンテナンスや、うっかりピアノ内部に鉛筆を落としてしまったなどのトラブルに無料で対応いたします。
※但し、ピアノの弦の断線修理、消耗品の交換、過湿・過乾燥によって生じる変形、及び故障・損傷などの修理は対象外となります。

ピアノの調整作業説明

|調律

ピアノの音を適切な音程・音律に整えます。自然素材が多く使用されているピアノは、周囲の環境の変化に非常に影響を受けやすい楽器です。たとえ音が狂ってしまっていると感じなくとも、歯医者の定期健診のように、ピアノも定期的に調律を行うことをおすすめしております。

約230本あるチューニングピンを一本ずつ丁寧に調整していきます。
一台一台真剣に向き合って調律を行います。

|整音

ピアノのハンマーはフェルトでできており、弾いているうちに弦と接する部分が圧縮され、深く跡がついてしまいます。これにより、本来の音色より劣ってしまったり、音色のムラが生じることがあります。整音作業では88音すべての音が均一になるよう、やすりで削ることでハンマーの形を整えたり、ハンマーに針を刺してフェルトを柔らかくしたりするなどの作業をします。

弾き込まれたハンマーには弦の跡(弦溝)が深く付いてしまいます。
ハンマーのフェルトを削り、形を整えます。非常に精密な作業となるため、熟練した技術が必要です。
弦溝を削ることで、音色がよくなります。

|整調:基本6点セット

整調とは、タッチや弾き心地に関わる部分の調整作業です。ピアノを使用するうちに、内部のアクションや鍵盤周りが少しずつ摩耗したり劣化したりすることで、徐々にタッチが損なわれてしまう場合があります。そこで、整調作業によって、88鍵すべてのタッチが均一になるよう、内部のアクションの微細な調整を行います。基本6点セットはタッチに直結する項目であるため、必須で行う作業ですが、必要に応じてそれ以外の調整も実施します。

①弦合わせ

ハンマーが弦を打つときに、正しい位置で弦をとらえて発音できるように調整します。ハンマーの打点が3本弦の中心からずれてしまうと、発音のタイミングなどが均一にならず、音ムラが発生してしまいます。

ハンマーの中心が弦に対してやや右方にずれてしまっています。これでは均等に打弦できず、正しい発音がなされません。
部品を調整して、一つ一つハンマーの位置を細かく合わせていきます。
ハンマーの中心が弦に対してまっすぐになりました。
②から直し(アップライトピアノのみ)/ジャック調整(グランドピアノのみ)

鍵盤からハンマーへ、打鍵の力が正しく伝わるように調整します。キャプスタン(アップライトピアノ)やジャック(グランドピアノ)を調整することによって、打鍵時の力を限りなく逃がさないままハンマーに伝えることができます。下の写真では、分かりやすくするために模型で説明をしています。

緑丸で囲われた部分を見ると、黒い棒状の部品が上と接しておらず、隙間が空いていることが分ります。
キャプスタンを調整することで、隙間をなくしていきます。
ジャックがきちんとバットスキンに接するようになりました。
③接近調整

ハンマーはある決まった位置のところで、鍵盤の機構から離れて単独で自由に動きます。これにより繊細なタッチの強弱をそのままハンマーに伝えることができます。接近調整では、経年劣化で変化しがちなレットオフの距離を調整することで、この強弱のタッチ感を調整します。

④ならし

音を鳴らしていない状態の時の鍵盤の高さを、88鍵均一に揃えます。鍵盤は一番初めに指に触れる、タッチに関わる重要な部分です。鍵盤の高さが異なっていると、弾きにくさに直結してしまいます。

専用の器具を用い、鍵盤の高さを測ります。写真では中央の鍵盤がわずかに低いことが分かります。
パンチングと呼ばれる高さ調整の部品を鍵盤下に差し込んだり抜いたりすることにより、鍵盤の高さを調整します。
全ての鍵盤の高さが揃いました。
⑤あがき

鍵盤を一番下まで押したときの深さを「あがき」といいます。この打鍵時の深さを、88鍵均一に揃えます。「ならし」同様、タッチにかかわる基本的な部分です。通常は約10mmの深さに揃えます。

専用の器具を用い、打鍵時の鍵盤の深さを測ります。写真では計測している鍵盤が深く、奥の鍵盤の側面が見えてしまっています。
鍵盤下のパンチングを調整することで、鍵盤の深さを調整します。
器具の上部が隣の鍵盤の表面と一致し、深さが基準通りになりました。
⑥ハンマーストップ

打鍵直後のハンマーは、次の打鍵に備えるために平常時とは少し異なる位置に戻ってきます。その待機位置を決定するのがバックチェックです。ハンマーストップ調整では、バックチェックを調整することでハンマーの戻り位置や角度を決め、ハンマーが適切に動作できるようにしています。

鍵盤を押下した時のハンマーの位置がバラバラになってしまっていることが分ります。
バックチェックを調整します。
ハンマーの待機位置がきれいに揃いました!

お問合せ・お見積り

調律に関するご相談やお見積りは、電話やフォームより受け付けております。
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